利用者の満足度

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介護の現場における利用者の満足度は、施設の快適さや食事も重要なポイントですが、最も大切なのは、職員と利用者の日常的なコミュニケーションの密度です。突き詰めて言えば、良い介護とは、人と人のふれ合いに集約されると言っても過言ではありません。ところが、老齢人口の増加と共に、介護の需要が高まりつつあるなか、介護職員の不足が深刻化しています。静岡県を例に取れば、2012年3月に、県内の施設などが求めた介護人材数(有効求人数)2921人に対する申込者(有効求職者数)は、はるかに満たない1796人でした。介護求人と求職のバランスが大きく偏っているのが現状です。厚生労働省所管の財団法人「介護労働安定センター」が、2011年11月、全国の約17,000の介護事業所を対象に行った調査では、「介護現場の職員が不足している」と答えた事業所は53%で、前年比3ポイント増加しています。そ理由としては「介護求人を行っても集まらない、採用が困難」66%、「定着率が低い」20%などがあがっています。スタッフが不足し、かつ熟練度も低ければ、利用者の満足度は低くなって当然です。良い介護を提供して利用者に満足していただくためには、優秀なスタッフの確保が絶対条件です。不景気が続く昨今、頭数を確保するだけならば人は集まるかも知れませんが、本当に欲しい人材を採用し、介護のレベルアップを図りたいのならば、特徴のない当たり前の介護求人を繰り返していても意味がありません。他事業所と差別化できる特徴や給与面以外でのメリット、資格取得へのバックアップ体制なども加味した、「戦略的な介護求人の必要性」に目を向けるべきです。